FXとは外国為替証拠金取引のことで、外貨を売買して利益を得る方法です。

ニュースの終わりに1ドルが何円という情報が流れるのを見たことがあると思いますが、これは1ドルを日本円で買うといくらになるのかということを示しています。

米ドルに限らず、各国の通貨は外国為替市場で売買されています。

ここではFXに失敗するとはどういうことなのかについて解説します。

FXに失敗するとはどういうことか

例えば、FX(外国為替証拠金取引)で米ドルを1ドル100円で買ったとします。

外国為替市場では人気のある通貨は値上がりし、為替市場が開いている間に価格が変動していきます。

もし1ドルが120円に値上がりすると、20円の利益が出るので成功です。

逆に80円に値下がりすれば、20円の損失になります。

この時点でドルを売ると、もともと100円だった資金は80円になってしまいますから失敗と言えるのです。

FXの失敗例その1「損切りができない」

FX(外国為替証拠金取引)で失敗する大きな要因として、値下がりした時の損切りができないことが挙げられます。

損失が出てしまうことを恐れて、このまま持ち続ければ値上がりするかもしれないと考えてしまうのです。

FXを購入する際には、事前にいくらの損なら耐えられるのかを考えておき、たとえば10%下がったら売るというような自分なりの基準を設けておくと損失を最小限に抑えられます。

FXの失敗例2「高いレバレッジ」

FX(外国為替証拠金取引)に失敗するもう1つの原因は、高いレバレッジをかけてしまうことです。

手元の資金を取引保証金と言い、FXでは資金を保証金として資金の25倍まで通貨を購入することができます。

これがレバレッジです。レバレッジを使うと少額で大きな利益を得ることができますが、損もその分大きくなります。

レバレッジはFXを購入している証券会社や銀行、FX業者への借金です。

利益は手元に入りますが、借りている部分は返済が必要です。

レバレッジをかけて失敗すると、手元の資金の何倍もの損が発生するため、資金だけでは補てんできなくなってしまいます。

損をしている時は判断力が鈍ってしまい、損切りが遅れがちになります。

取引に慣れないうちはレバレッジをかけず、自己資金だけで運用するのが無難です。

FX(外国為替証拠金取引)で失敗しないために

目の前で自分のお金が増えたり、減ったりするのを見ると人は冷静ではいられません。

慣れない初心者は、特にその傾向が強まります。

値下がりした時も、ここで手放しては損が発生してしまうからとなかなか売る踏ん切りがつかないことが多いです。

FX(外国為替証拠金取引)で失敗しない為には十分な場数を踏んで、トレンドの判断ができるものだけを売買し、予想が外れたら早い時点で損切りすることが大切です。

その為にはどれぐらい値下がりしたら売るのかを事前に決めておきましょう。